アジャイル開発で先行優位性を担保し、中東地域のリーディングサービスに
Careem(カリーム)は、ドバイを拠点に配車サービスや決済事業を展開する企業。中東を中心に15ヵ国120 都市でサービスを展開しており、その利用者数は3,500万人を突破するほど浸透しています。
モンスターラボは、Careemの新規事業であるフードデリバリー「Careem NOW」のサービス開発支援全般を担当しました。
当初「Careem NOW」はサービスリリースまで2年間の開発計画としてスタート。しかし、ビジネス戦略面でドバイ市場における先行サービスとしての有益性を担保することの重要度が高まり、早期リリースを優先する方針に切り替わりました。そのため、開発期間の短縮が求められていました。
サービスの技術基盤を新たに開発するのではなく、Careemの既存サービスの仕組みを応用する形での開発を提案。新たに開発が必要な要素を絞り込むことで、4ヶ月弱という短期間でのローンチを実現しました。
Careem社の要望に沿う形で、2018年12月にサービスをリリース。短い開発期間でありながら、サービスの規模に耐えられる設計や厳格なセキュリティ基準の完備など、技術面でも高評価を得ました。
本サービスは「新しいフードデリバリーサービス」として地域ユーザーからの支持を獲得。現在はUber社に買収され、 中東地域におけるリーディングサービスの座を不動のものにしています。