機能拡張性を持たせた福利厚生アプリでオフィスビルのDX推進をサポート
Tishman Speyerは、米国の不動産投資・管理会社。モンスターラボの北米拠点は、同社がテナントに提供する福利厚生アプリ『Zo.』の開発に企画段階から参画。機能拡張性を持たせた同アプリで、オフィスビルのDX推進をサポート。リサーチから企画、UX/UIデザイン、プロダクト開発までの全工程を担当しました。
Tishman Speyerが所有するロックフェラーセンターは、NYの有名観光地であることに加え、高級オフィスビルとしても知られています。しかし、近年台頭するコワーキングスペースとサービスや設備を比較されることが多くなっていました。
歴史あるビルにおけるDX推進の必要性を実感していたTishman Speyerでは、競合優位性を担保するとともに既存のテナント企業の契約を保持するためのオフィスワーカー向けサービス開発が急務になっていました。
モンスターラボは、ビル内で働くオフィスワーカーへのインタビューを実施。アメニティが充実しているコワーキングスペースを羨むテナント従業員が多いことを突き止めました。
ビル内テナント企業のワークエンゲージメントを向上させるため、モンスターラボは館内の施設を利用するサービス料が無料・割引になったり、施設案内や催事情報が網羅された福利厚生アプリの開発を提案しました。
アプリの特徴は、それぞれのテナントごとにフレキシブルにカスタマイズできること。柔軟性の高い設計を取り入れることでテナント企業に最適な福利厚生が提供が可能になりました。また、福利厚生にかかる料金をビル管理の請求と一元化することで、テナント企業の負担を軽減しました。
完成したアプリはテナント企業から好評を博し、リリースから6ヶ月で約4000人を超えるテナント従業員が利用するサービスへと成長を遂げました。
また、機能の拡張性が評価され、Tishman Speyerが管理する他のオフィスビルへの導入が開始。現在はパリやロンドンなど各国の主要都市にも進出し、ローカルのニーズにあっちしたラインナップに組み換えて活用されています。
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