電動ブラインドと連動したIoTソリューションを開発し、新たなユーザー体験を提供
ハンターダグラスは、オランダのロッテルダムに本社を構えるインテリアメーカー。世界100ヶ国に事業法人を展開するグローバル企業で、空間を快適にするワンクラス上のブランドとして人気を集めています。
モンスターラボの欧州拠点は、同社のブラインドやカーテンをスマートフォンで開閉できるIoTソリューションの開発に企画段階から参画。UXリサーチ・UIデザイン・アプリ開発・運用までの全工程を担当しました。
家具業界のデジタル化が進み、コストパフォーマンスを重視した低価格帯の家具メーカーがIoT機能を搭載したブラインドを続々と販売。
高級ブランドとしての地位を確立しているハンターダグラスにおいても、競合優位性を担保するための商品開発が急務になっていました。 同社が提供していた既存のIoTソリューションは、IoTブリッジを用いてデバイス間をインターネット接続する旧来の形式。
そのため、初期設定の所要時間が長く、複数のデバイスを用意する必要があり、ユーザビリティとコストの両面で課題を抱えていました。
プロジェクトで重要視されたのは、従来以上にシンプルなIoT化をブランドを損なわずに実現すること。スマートブラインドブランドを新たに展開するための軸となる、製品と連動したアプリ開発が求められました。
モンスターラボが提案したのは、IoTコンポーネントにBluetoothを採用すること。電子ブラインドとアプリのダイレクトな接続が可能になり、不要なデバイスを排除したシンプルなUXを実現。単にリモコンのように扱うだけでなく、スマートフォン側でカーテンの状態を把握することもできるようになりました。
また、QRコードを読み取るだけでセットアップができる仕組みを取り入れ、ユーザーの初期設定にかかる手間を排除。複数のブラインドのグループ管理、ブラインドの開閉・調光のタイマー設定(曜日・時間指定で自動操作)、音声アシスタントへの対応など、ユーザビリティを向上させる機能を取り入れました。
わずか4ヵ月という短期間で、8種類以上のハードウェアに対応したアプリをローンチ。
ディーラーコードの入力でブランドカラーの切り替えを可能にし、関連会社のプロダクトにも対応できる仕組みを構築しました。
モンスター・ラボの欧州拠点では、現在もハンターダグラス社と強固なパートナーシップを継続。新規の追加や新製品への対応など、さらなるサービス品質の向上を目指してサポートを続けています。
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